Craig Yamashita イラストレーション展

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<開催期間>2010年9月17日〜11月3日

小説『ティンブクトゥ』からのインスピレーション
Craig Yamashita(クレイグ・ヤマシタ)
グラフィックデザイナー。

See Why Design 主宰 http://www.seewhy.jp
米国アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン卒業
現在は東京在住。グラフィックデザイン並びにイラストレーションの制作を中心に
さまざまなクリエイティブ活動を展開。
最近では、中田英寿氏プロデュースの発泡性赤ワイン「ランブルスコ バーチョ」の
ラベルデザインも手掛ける。

今回のイラストレーション展では、ポール・オースター氏の著書「ティンブクトゥ」の
情景(主人公の路上での生活)を再現するように色は白黒で、道で拾ったものを材料に使ってイラストを仕上げました。犬の目線で捉えたものを人間の目線の高さに上げ、違う意味合いの背景を持たせました。人間と動物の間にある、感情の絆のバックグラウンドです。
「ティンブクトゥ」
数多くの作家が書いたテーマですが、ポール・オースターの小説は、忠犬と主人の強い絆を現代的かつ都会的に描いています。ホームレスの浮浪者で、命が消えかかっているウィリー・クリスマス。その飼い犬、ミスター・ボーンズの視点でストーリーが語られます。一人と一匹は、音信不通の元・英語教師を探しだそうとします。学生時代、ウィリーが書いた作品をほめてくれた教師です。その後も書きためたものがターミナルのロッカーにあるので、死に行く自分に代わって引き取ってほしい。作品だけでなくミスター・ボーンズのことも。生きた印はそれだけだから。この世を去る前に、ウィリーは死後の世界をティンブクトゥと名付けて、そこで再会する方法をミスター・ボーンズに言い聞かせていました。

ウィリーがいなくなって、家を見つけなければ、主人と同じような運命になるミスター・ボーンズは色んなところを旅して、親切な人達と出会ってなんとか生きますが、そうではない人とも出会いました。ウィリーが夢に出てきてティンブクトゥの事を話すと、ミスター・ボーンズは何をするべきなのかを知りました。

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